錦織 葵里(Nishikiori Kiri)


「もっと見渡してみようと思ったよ」

 

 

 主人公。

 高校進学を機に故郷である海崎町へ帰ってきた。

 当時の記憶は曖昧。唯一覚えていると言えたのが近所で遊んでいた「あの子」。

 少々ドライで少々ナイーヴ。海崎に来てから神が見えるようになった(?)のにあまり物怖じせず接する。

 趣味は家事とホームセンターめぐり。なお料理より掃除が好き。

 

身長:154cm

誕生日:10/13 天秤座

得意科目:芸術 家庭


未明(Honoka)


 「なんでもかんでも神に願うなよ」

 

 未明の廃神社で葵里が出会った自称土地神。

 錆びた刀をどこからか取り出し糸(災厄)を断ち切ることができるよう。

 未明の名前は噂からそのまま葵里が呼び名として設けたもので、本来の名前等は名乗ろうとしない。

 

 いつもどこか気怠く閉塞的。突き放した物言いはするが完全に放置したり無関心でいたりはできない様子。

 

 

 

身長:167cm

 

宵(Yoi)


「今も昔も、貴方のことばかり考えていました」

 

 海崎町にある夜比神社に祀られている産土神。

 町の守り神として敬われている神。

 「あの子」に会いたいと言った葵里に共感し、協力的な姿勢を見せる。なんでもずっと未明に会いたかったのだとか……?

 

 人間に好意的で葵里にも優しく接している。

 再会した未明には執着心を見せ、廃神社から出てくるよう仕向けようとする。純粋な好意からなのか判然としない。

 

身長:153cm

柳楽 なつめ(Nagira Natsume)


「夏休み、たくさん遊ぼーね」

 

 

 葵里の友人。…というのも本人曰く昔の葵里を知っており、当時から友達だったという。葵里はなつめのことを覚えていなかったが、「また友達になってよ」と返し以降一緒に過ごすことが多い様子。葵里に対して甘えた言動をしがち。

 昔から人には見えないはずのものが見えていた。そのため家族から孤立していたが、「神様」が一緒に居てくれたから寂しくはなかったという……。

 

 性格はよく言えばマイペース。椿とは双子で、一応姉である。やたらと姉を心配する弟の言動を躱しながら本人は気ままに自由に過ごしたいと思っている。

 

 

身長:149cm

誕生日:3/4 うお座

得意科目:………。

柳楽 椿(Nagira Tsubaki)


「うん 全く信じてない」

 

 葵里のクラスメイト。なつめの双子の弟。

 高校入学と同時に現れた葵里にやたらと懐く姉を心配している一方で、姉に近い友人ができるのはいいことだという安堵もあり内心複雑。

 

 真面目だが融通のきかない性格。姉想いのようだが何も姉には伝わらない。

 しかし昔の姉の言動がトラウマで非科学的なものを嫌悪している。

 

 

身長:177cm

誕生日:3/4 うお座

得意科目:古典

柳樂荒神/焙(Nagira-Koujin/Houji)


「だってこいつが!!!」

 

 柳楽家の庭に祀られている屋敷神。

 昔の葵里を知っているようで警戒し遠ざけようとする。威嚇のために槍も投げる。

 人には見えないはずのものが見えるために家庭内で浮いていたなつめに対し、過去の家人と重ねて気にかけていた。しばらく一緒に過ごしていたが、とある件を機になつめから離れ「家族のもとへ」返そうと思い立ち、なつめの前から姿を消して見守ることにした。

 まさか誤解が生まれているとは思ってもみなかった。

 

 性格は良くも悪くも正直者。苛烈。

 悪い意味で不器用。

 

 

身長:163cm

 

 

稲荷荒神/恵曇(Inari-Koujin/Etomo)


「呼ばれてないけど稲荷参上~~~~~」

 

 町のバス停向かいに祀られている稲荷荒神。

 和江と那久というお供のきつねを連れて行動している。

 物事に茶々を入れることが大好きで、自分たちが見えている葵里に接触してくるようになる。

 大体どこかから高みの見物をしているようで、事がすんだら姿を現し観客気どり。

 

 飄々とした性格で、暇を嫌い楽しいこと(大体対岸の火事)が大好き。

 焙とは腐れ縁で、ちょっかいをかけては反応を楽しんで遊んでいる。

 

 

身長:180cm