隠し神(かくし がみ)
子どもをかどわかす神。
町に古来から伝わっている伝承上の存在。
標神(しるべ がみ)
隠し神から子どもを守り、帰り道がわからなくなってしまった子どもの「標」だと言われる神。
一人の子どもにつき一柱つき、その子が成人になるまで見守っているという。
隠し神同様伝承上の存在だが、信仰が厚く、「標神社」にてすべての標神が祀られている。
隠し神伝承
いわゆる町に伝わる神隠し伝承。
夕方遅くまで家に帰らず遊んでいる子どもは隠し神に攫われてしまうと言われている。
どこへ連れていかれるのか、いつか戻ってこられるのか、謎のままである。
琴理町(ことり ちょう)
釜気郡に所属する山間部の小さな町。
人口は4000人程度。
釜気郡(かまけ ぐん)
琴理町が所属する郡。
沿岸部、山間部に広くまたがる。
琴理課(ことり か)
正式名称コトリ対策課。通称琴理課。
子どもの行方不明事件に隠し神が関わっているのではないかと10数年前に新設された。
規模は課というよりも係。課長、荒茅、佐世、浜乃木の四名により構成されている。